プロジェクトごとの条件を踏まえ、
柔軟なアイディアと豊富な情報をもとに最適プランを提案

道路事業は、道路事業者の意志だけではなく、公安委員会(警察)、交差鉄道事業者、埋設物の所有者など、多種多様な関係事業者との協議のもとで、プロジェクト推進が図られます。したがって、計画・設計においては、単にマニュアル通りの対応を行うだけではなく、個別のプロジェクトの事情や地域特性に合わせて、柔軟なアイディアを提供し、関係者同士の合意形成を図る必要があります。

こうした趣旨のもと、公的に定められた技術基準をベースに、地域の条令や景気動向、少子高齢化、気候変動など社会情勢も考慮し、適切な道路構造についての提案を行います。

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主な業務項目

  • 各種調査

    より精度の高い成果品を提供するために、設計の基礎となるデータを収集・分析します。
    収集するデータは業務の内容によりますが、道路や橋梁の構造決定に必要となる地形地質情報、車線数や交差点の形状を決定するための交通量調査を行い、現状データの収集を行います。

  • 分析・検討

    収集されたデータをもとに、橋梁や擁壁の基礎構造に適した地質であるか、道路盛土の沈下は発生しないか、設計する道路や橋梁の幅員は適切であるか、といった分析を行います。分析結果を踏まえて、設計を行います。

  • 道路設計

    新設する道路の概ねのルートを決定する「道路概略設計」、道路の基本的な形状を決定する「道路予備設計」舗装、排水施設など細部まで設計し、工事に使用する設計図面を作成する「道路詳細設計」を行っています。概略設計では広い視野や柔軟な発想が求められる一方、詳細設計では細部までの気配りや慎重さが求められます。

  • 橋梁設計

    新設する橋梁の基本形状(橋長、支間割)および構造形式(桁形式など)を決定する「橋梁予備設計」、設計計算により橋梁を構成する各部材(桁、橋台、橋脚など)の詳細な形状を決定し、工事に使用する設計図面を作成する「橋梁詳細設計」を行っています。予備設計では広い視野や柔軟な発想が求められ、詳細設計では細部までの気配りや慎重さが求められます。

道路領域の取り組み

一般道路

発注者
国土交通省、都道府県、市区町村など

国の骨幹を形成する道路を設計

生活に密着する街路について、少子高齢化社会に対応したバリアフリー化や環境に優しい道路計画を行います。また、地域住民との合意形成を図る業務も実施しています。

橋梁設計

安全性・経済性に優れた橋梁を提案

渡河橋や横断歩道橋などについて、上下部工、基礎設計や架設計画を行い、安全性・経済性に優れた構造形式を提案します。またCGを用いた景観検討を実施し、周辺環境と調和した橋梁形式の提案も行います。

道路構造物

環境に配慮した擁壁やのり面工事を設計

道路建設に伴い生じる高低差処理のための擁壁や、特殊のり面工、さらに、ボックスカルバートや調整池、電線共同溝について、環境に配慮した設計を行います。

高規格道路・地域高規格道路

発注者
国土交通省、各高速道路会社、都道府県、道路公社等

国の骨幹を形成する道路を設計

国の骨幹を形成する高規格・地域高規格道路について、地形・地質・自然条件をもとに、沿道条件や環境への配慮を行い、道路・橋梁について、本線、インターチェンジ、ジャンクション、SA・PA、スマートICの設計を行います。